エンジニアと育児の両立の難しさ
この記事は、抱っこ紐の中で子供が寝ている間に、雑に書いたものである。
もうすぐ子供が産まれて1年になる。 最近はつかまり立ちをするようになり、もうすぐ1人で歩けそうなところまで成長してくれた。 毎週土曜日の朝には親子の体操教室に通っていて、子供の成長を間近で見られる楽しみな時間になっている。
一方で、この1年が順風満帆だったかというと、それは別の話になる。 ちょうど1年が経つタイミングで、感じたことを記録しておきたいと思い、この記事を書くことにした。
仕事との両立
これは永遠の問題だろう。
30代に入り、エンジニアとして一番脂の乗ってきたタイミングで、業務でも難しい課題に挑戦できる絶好の機会がある。 しかし、子供が産まれる前と違って、時間が無限にあるわけではない。 周りが残業をしたり、新しい技術をキャッチアップしたりしているのを見ると、正直羨ましい。
実際にXで「仕事をバリバリやりながら、子供や家族との時間を両立するとかできるのだろうか」と投稿したところ、先に子育てをしている友人から返ってきたのは「できない(経験談)」だった(笑)
できない(経験談) https://t.co/SrWD0mtRFE
— Yutaro Shimoda | Diggle (@shimotaroo) 2026年9月14日
仕事ができないストレス
前提として、自分は仕事が好きだと思う。 無限に働きたい欲がまだまだある。
独身の頃から結婚して子供が産まれるまでは、副業もしていて、月200時間を超える稼働が当たり前だった。 多い時は300時間くらい働いていたと思う。
そんな状況から、子供が産まれてからはほぼ残業なしの月160時間の労働になり、自分の時間は子供を寝かしつけた22時以降だけになった。 緩急がすごい。 使える時間がいきなりなくなり、最初の半年は仕事が自由にできないストレスで、メンタルがかなりきつかった。
特に我が家は妻が専業主婦なので、自分が大黒柱でもある。 副業を辞めたことで月に使えるお金も減り、それもストレスになっていた。
技術のキャッチアップや素振りはほぼできない
今年に入ってからのAI周りのキャッチアップは、業務の空き時間を使ってできている。 しかし、好きな技術を素振りしてみたい、といったことは到底できない。
実際に最初の数ヶ月は、育児を最低限にして技術のキャッチアップばかりしていて、妻との育児のバランスが大きく崩れかけた。 話し合いで解決したものの、ここに時間を使うと家庭が回らなくなると分かったので、新しい技術のキャッチアップはやめることにした。
無いものねだりだったと気付くまで
最近になってようやく、少し前までの自分は無いものねだりをしていただけだと理解できた。 あの頃のような自由な時間はもうないのだから、今できることをやって満足できるようにしようと思えるようになった。
きっかけは、先ほどの友人の投稿に続く、以下のポストである。
補足すると、「仕事をバリバリ」の基準を子供が産まれる前後で変えないと(下振れさせないと)自分も家族も悲しくなる。なので、今までやっていたレベルより低いレベルでも自己肯定感を感じられるようなマインドセットが必要だと思う。子供生まれる前よりできていなくても「子供いるのにこんなにできて…
— Yutaro Shimoda | Diggle (@shimotaroo) 2026年9月14日
これは刺さった。 今までやってきたレベルより低いレベルでも自己肯定感を感じられるように、マインドセットを切り替えないといけない。
自分はこれまで、難しい課題を達成しても「まあ自分ならこれくらいはできるだろう」という感覚で、自分を褒めることがなかった。 その状態のまま育児をしながら仕事をすると、以前と同じ基準で自分を評価し続けることになる。 使える時間が減った分だけ「できていない」と感じる日ばかりになり、メンタルがもたない。 自己肯定感を感じられるレベルを一段下げないと、育児も仕事も続けるのは無理だ。
なので最近は、「独身の人たちより時間がない中で、資格を取ったりカンファレンスに登壇したり、空いた時間でCS(コンピュータサイエンス)の勉強をして血肉にして、仕事でもバリバリ成果を出しているわい、最強すぎやん」と思うようにした(笑)
実際に最強だと思う。 このマインドを持つようにしてから、本当に心が軽くなった。 Yutaroパイセン、ありがとう(1万円は払いませんw)。
妻への圧倒的感謝
我が家は子供を保育園に預けていないので、日中は基本的に妻が子供の面倒を見ていて、自分の仕事が終わったタイミングで育児を交代する。
とはいえ、残業やいろいろなことが重なると、どうしても仕事を優先せざるを得ない日もある。 そういう時は妻が仕事のための時間を作ってくれたり、忙しい時は育児を代わってくれたりと、本当に負担をかけていると思う。
今の環境が当たり前にあるのではなく、支えてもらっているから仕事ができている。 そのことに本当に感謝している。
職場環境の大切さ
子供が産まれて実感したが、フルリモートでも割と大変なのに、週5出社は自分には現実的ではないと思った。 子供に何かあった時にすぐ離席できるなど、柔軟に動ける環境であることが必須だ。
職場メンバーの理解も必要だと思った。 子育ての大変さは、経験していないとなかなか想像しにくい。 周りに子育て世代が多いと、心理的安全性が一定担保されるので、それだけで働きやすい。
以前お話を伺った会社の中には、仕事もバリバリやっていそうなのに、役員も育休を取っていたり、子育てに理解のある人が多かったりと、とても良い会社だと思うところがあった。
子供との時間は一瞬で終わる
この1年で感じたことだが、子供の成長スピードは自分の想像を遥かに超えていく。 ついこの間までハイハイすらできなかったのに、もう自分で立って歩けそうになっている。 これが1年以内に起きる。
親として、子供が成長してできることが増えていくのが本当に嬉しい。 抱っこできるのも今しかないので、この時間を大事にしようと思った。
なので、できるだけ土日は子供と出掛けて、一緒にいろいろな体験をしながら成長していってほしいと思っている。
最後に
仕事も楽しいが、子供との時間も楽しい。
両立という言葉を使うのはやめて、人生そのものを楽しんでいこうと思う。
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